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教授
硴崎 賢一

地理情報システム、仮想現実、グループウェア

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研究紹介

 コンピュータはその高い処理能力によって人間の知的作業を支援し、またその情報通信能力によって人間同士のコミュニケーションを支援して、私たちにとって不可欠なパートナーとなりつつあります。私たちの研究室では、(1) マルチメディア、(2) データベース、(3) ネットワークに関する情報処理技術を中核として、人間とコンピュータの理想的な関係を構築するための技術の探求を行っています。

三次元地理情報システム(3D-GIS)

図1:三次元地理情報システム

図1:三次元地理情報システム

 電子地図とデータベースを結合した地理情報システムは、従来からの行政や企業の業務支援だけでなく、カーナビやインターネットなど、生活の身近な所でも利用されるようになって来ました。
 従来の地図は平面的に表現されるものが基本でしたが、VR技術を活用し、広大な領域の三次元的な地図表現が可能な、三次元地理情報システムの実現技術と、その応用に関する研究を行っています。
 三次元地理情報システム(図1)は、地域の様子を直感的に表現できるため、都市計画、都市インフラの管理、防災などの他、エンターテイメント分野など、幅広い分野で利活用が広がりつつあります。

e-Learningシステム

図2:e-Learningシステム

図2:e-Learningシステム

 PCのマルチメディア表現機能の向上や、インターネットの普及により、ビデオをはじめとするマルチメディア素材を組み合わせた分かりやすい電子教材(図2)をインターネット上で提供し、いつでもどこででも学習できる環境が整ってきました。
 このような学習法を普及させるために、教師が自分自身で手軽に教材を作成できる教材作成支援システムや、いつ誰がどの部分を勉強したかを管理し、学生と教師が効果的に学習・指導を行えるようにする学習管理システムの研究を行っています。

仮想現実システム(VR)

図3:対話型分子グラフィックスシステム

図3:対話型分子グラフィックスシステム

 仮想現実システムは、コンピュータの中に現実を模した、あるいは現実には存在しない世界を構築し、その世界を体験できる様にしたシステムです。
 仮想の世界を高い臨場感で体験するための高速な三次元表示システムや、現実には目に見えない分子レベルの世界(図3)を対象とする作業を体験できるシステムの研究を行っています。