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教授
梶原 誠司

LSI論理回路の設計とテスト

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研究紹介

VLSIのテスト

kajihara_img コンピュータが正常に動作するためには、VLSIが正しく動作しなければなりません。VLSIが正しく動作するするためには、設計に誤りがないこと、そして、故障無く製造されていることが必要不可欠です。VLSIを構成する数百万個のトランジスタのうち、一つのトランジスタが故障していれば、そのVLSIは正しく動作しません。製造したVLSIの故障の有無を調べるテストは、大変重要ですが、大変難しい問題です。
 VLSIのテストは、ある入力に対する出力応答を、計算で求めた故障のないVLSIで期待される出力応答と比較することで行います(図1)。問題は、「どのような入力を与えてやればテスト出来るか?」という事です。ある素子が故障していると仮定したとき、その故障により出力応答が正常なものと異なるような入力を求める必要があります。そのときに、「どのような故障を仮定するか?」も重要な問題です。
 梶原研究室では、コンピュータの高信頼化のためのVLSIの設計とテストに関する教育・研究を行っています。