TOP > 学科紹介

学科紹介

電子情報工学科では、半導体や電子回路などを扱う電子工学(エレクトロニクス)、コンピュータの原理や、その応用に関する技術である、計算機工学(コンピュータ・LSI)、および、インターネットや携帯電話などに代表される情報通信工学(ネットワーク・システム)の3分野を融合する総合的学際領域の教育・研究を行っています。

本学科のスタッフの研究分野には、超伝導工学、有機エレクトロニクス、電子材料、光磁気機能素子、電子通信用電源回路、LSIデバイス、プロセス、論理設計、VLSIの設計とテスト、並列アルゴリズム、マルチメディア、データベース、計算機ネットワーク、インターネット、情報ネットワーク、ディジタル信号処理、レーザー計測システムなどがあります。また、現象の解明などの基礎から、装置の開発などの応用まで、様々なレベルの研究が行われています。これらの研究成果は皆さんがよく目にするテレビ、携帯電話、パソコン、カーナビゲーション・システム、キャッシング・システム、航空機、通信衛星など、多くの物に利用されています。家電から、宇宙ステーションまで、また、インターネットなどの国際情報システムも全て電子情報工学のターゲットです。

未来を想像したら、色んな夢が浮かんでくるでしょう。それらの夢をかなえ、私たちの知的好奇心を揺さぶるのが電子情報工学です。

本学科は、エレクトロニクス講座コンピュータ・LSI講座ネットワーク・システム講座、という3つの講座で構成されており、各講座の准教授以上の教員が1つの研究室を運営する「3大講座制」となっています。また、本学科では、情報創成工学専攻の教員、大学院生命体工学研究科、マイクロ化総合技術センター、ネットワークデザイン研究センターなどの他の研究機関の教員が運営する研究室と密接な連携を保ちつつ研究を行なっています。なお、生命体工学研究科、マイクロ化総合技術センターの研究室には毎年数名の学生が配属されています。

総合的学際領域の教育・研究

学科長挨拶

学科長挨拶本学科は、わが国初の情報工学部の一翼として1987年に創設され、21世紀を担う情報工学、中でもエレクトロニクス、コンピュータおよび情報通信などのハードウェア・ソフトウェア技術に関する人材の育成と研究を行っています。
天然資源に乏しいわが国の存亡は世界をリードできる科学技術を持つ人材の育成にかかっています。特に、情報ネットワーク社会の中で電子・情報工学に対する社会的ニーズは極めて高く、これからの科学技術の中枢が情報技術関係であることは疑う余地がありません。このような状況の下、本学科がどのような特色とねらいを持って教育・研究に取り組んでいるかをこのホームページからくみ取って頂ければ幸いです。このホームページには、本学科の概要、教官のプロフィール、就職・進路情報、その他諸活動を紹介しています。皆様の知りたい情報をできだけ多く網羅するよう心がけていますが、もっと詳しく知りたい事がありましたらご気軽にご意見をお寄せください。このホームページをさらに充実させることは勿論のこと、可能でしたら個々のご質問にもお答えいたします。

学科のあらまし

電子情報工学科は、1986年10月に我が国初の情報工学部の一員として知能情報工学科とともに飯塚市に創設されました。翌年4月より学部学生を受け入れ始め、その4年後には大学院修士課程、さらに2年後には大学院博士課程を設置しました。創設以来、切れ目ない学年進行により、教育環境は充実し、1996年3月には博士後期課程の修了者を世に送りだしました。
現在では、3年次からの編入生10名を加え、毎年100名近くの学部卒業生、40名を越える大学院博士前期課程の修了者、さらに若干名の博士(情報工学)を社会に送りだしています。教育・研究グループは、エレクトロニクス、コンピュータ・LSI、ネットワーク・システムの3つの講座にまとめられ、有機的な教育が行われています。
本学科の特色は、電子工学から、情報工学、そして、通信工学までの基礎をバランス良く幅広く学ぶことです。もちろん、1年次から自然科学系や人文系の科目も学びます。また、低学年からワークステーションを使った演習やLSIの設計・製作など実践力の養成にも力を入れています。さらに、卒業研究や大学院での教育・研究をとおして最先端の知識、技術を身につけ、これからの高度情報化社会に創造的かつ柔軟に対応できる力を培い、新しい情報化時代の世界をリードする技術者の育成を目指しています。

研究機関との連携

生命体工学研究科

生命体工学研究科生命体工学研究科では、生物の優れた構造や機能を工学的に応用することによって、従来の機械・電子・化学・情報工学や生命科学などの学問領域に、新しい学問分野を開拓します。

マイクロ化総合技術センター

マイクロ化総合技術センターマイクロ化総合技術センターは、半導体LSI関連技術の、教育・研究・試作開発支援で社会に貢献します。半導体LSI開発に必要な全ての設備(LSI設計、LSI製造、材料評価・観測、計測・テスト)を備え、半導体LSI関連技術全体を実地に把握できる教育と、独自のデバイスを自由に試作できる優れた研究環境を特徴としています。地域社会の要請に応え、次世代産業の創出・育成に貢献し、地域に密着した半導体LSI技術の産学の教育研究拠点を目指します。

ネットワークデザイン研究センター

ネットワークデザイン研究センターは、加速度的に複雑化していく情報通信ネットワーク及びそのネットワークを中核とする社会システム全体が真に人間の思考・行動・協同を支える信頼できるパートナーとなりうるための、ネットワーク自身の技術(ネットワーク基礎工学)あるいはその上でサービスを提供するアプリケーション技術(ネットワーク応用工学)のデザインを目標として、多様な分野の研究者が連携・融合し、産官学連携や異分野交流を重視しながら、研究活動を進めております。

取得できる免許・資格

技術士
第一次試験が免除されます。
高等学校教諭一種免許状(数学)
所定の科目の単位を修得すれば、申請により資格を取得できます。
高等学校教諭一種免許状(情報)
所定の科目の単位を修得すれば、申請により資格を取得できます。
一級技術検定
受験資格を取得できます。
二級技術検定
受験資格を取得できます。
電気通信主任技術者
所定の科目の単位を修得すれば、試験の一部が免除されます。