ネットワークセキュリティ (荒木 俊輔)
科目名: ネットワークセキュリティ (01) Network Security
担当教員: 荒木 俊輔 (大学院情報工学研究院情報創成工学研究系) araki@cse.kyutech.ac.jp
対象分野科目 選択科目 2単位
3年 後期 水曜4限目 1301講義室
授業の概要
ネットワークセキュリティは、コンピュータネットワーク上における情報の安全確保の手段であり、情報化社会において必要不可欠な技術の一つである。
本授業では、ネットワークセキュリティの基礎技術である暗号技術や認証技術、その応用であるセキュアプロトコルについて講義を行う。
カリキュラムにおけるこの授業の位置付け
計算機通信基礎、ネットワークアーキテクチャに続いて、コンピュータネットワークを支える技術を学ぶ。整数論の基礎知識を使うんで、離散数学の履修が望ましい。
授業項目 (授業計画)
- (1) 導入講義
- (2) 共通鍵暗号
- (3) 公開鍵暗号の基礎
- (4) 公開鍵暗号
- (5) ディジタル署名
- (6) ハッシュ
- (7) 認証とPKI
- (8) 電子メールのセキュリティ
- (9) IPセキュリティ
- (10) Webセキュリティ
- (11) LANにおけるセキュリティ
- (12) ファイアウォール
- (13) IDS
- (14) 情報セキュリティマネジメント
- (15) 期末試験
- (2) 共通鍵暗号
授業の進め方
講義を中心として行い、適宜演習を行う。
授業の達成目標 (学習・教育目標との関連)
コンピュータネットワークを支えている基礎的なセキュリティ技術を理解し、一般的に利用されているセキュアプロトコルを習得する。
これにより、コンピュータネットワークの理論や方法、実践的な応用例について理解している。(学習・教育目標(C-3-2))
具体的には次の項目を達成目標とする。
- (1) 秘密鍵暗号方式と公開鍵暗号方式の使い分けを説明できる。
- (2) 一般的な認証プロトコルについて説明できる。
- (3) ネットワークにおける固有のセキュリティについて列挙できる。
- (2) 一般的な認証プロトコルについて説明できる。
成績評価の基準および評価方法
上記の達成項目(1)から(3)については、期末試験(70%)、演習・小テスト(30%)で達成度を評価する。
キーワード
暗号技術、認証、ネットワークセキュリティ
教科書
講義開始時に通知する。
参考書
講義の最初の時間に紹介する。