オブジェクト指向プログラミング (大西 圭)
科目名: オブジェクト指向プログラミング (01) Object-oriented Programming
担当教員: 大西 圭 (大学院情報工学研究院電子情報工学研究系) ohnishi@cse.kyutech.ac.jp
情報科目 選択科目 2単位
2年 後期 木曜3限目 1301講義室
授業の概要
ソフトウェア工学において重要なオブジェクト指向の概念について講義する。また、オブジェクト指向プログラミング言語の一つであるJavaについて、C言語との違いを示しながら講義する。また、Javaによるプログラミング演習を適時行う。
カリキュラムにおけるこの授業の位置付け
「プログラミング」、「データ構造とアルゴリズム」、「プログラム設計」の履修を前提とする。
授業項目 (授業計画)
- (1) オブジェクト指向の概念
- (2) Javaの歴史
- (3) Javaプログラムの基本構成
- (4) コンパイルと実行
- (5) フロー制御文とデータ型
- (6) クラスとオブジェクト
- (7) メソッドとフィールド
- (8) コンストラクタ
- (9) 継承
- (10) インタフェース
- (11) 総称
- (12) 例外処理
- (13) クラスライブラリ
- (14) スレッド
- (15) 期末試験
- (2) Javaの歴史
授業の進め方
講義と並行して計算機演習を行う。
授業の達成目標 (学習・教育目標との関連)
この授業は、電子情報工学科の学習・教育目標(C-2-2) に掲げられている「計算機を使ってソフトウェアにより実現できる応用技術を習得し、理解している」のために、まず講義を通じて、抽象的なオブジェクト指向の概念とその特長を理解させ、次に講義と演習を通じて、その概念の具体化となるJavaプログラミング言語の基本を習得させることを目指す。
具体的には以下の項目を目標とする。
- (1) オブジェクト指向の概念を理解する。
- (2) オブジェクト指向プログラム開発の方法論を理解する。
- (3) オブジェクト指向プログラミング言語であるJavaの基本を理解する。
- (2) オブジェクト指向プログラム開発の方法論を理解する。
成績評価の基準および評価方法
上記に掲げる具体的な達成目標のうち、(1)(2)については、期末試験(40%)と中間試験(20%)により評価する。また、(2)(3)については、演習課題に対するレポートの内容により評価する(40%)。
キーワード
オブジェクト指向、プログラミング、Java
教科書
- 九州工業大学の学習支援サービス上で資料を公開する。
参考書
- Tucker著:憂鬱なプログラマのためのオブジェクト指向開発講座(翔泳社)
- シャロン・ザクァワ他著:Javaチュートリアル 第4版(ピアソンエデュケーション)