電子情報セミナー II (川原 憲治)
科目名: 電子情報セミナー II (01) Seminars of Computer Science and Electronics II
担当教員: 川原 憲治 (大学院情報工学研究院電子情報工学研究系) kawahara@cse.kyutech.ac.jp
対象分野科目 必修科目 1単位
3年 後期 火曜3限目 1103講義室
授業の概要
受講者5-6名で1グループを形成し、電子情報工学科に所属する教育職員の指導のもと、1ヶ月間のグループ学習(Project Based Learning, PBL)を実施する。各グループは「エレクトロニクス講座」「コンピュータ・LSI講座」「ネットワーク・システム講座」の各々の講座に所属する任意の1名の教育職員のもとに配属され、計3回のグループ学習を受講する。各教育職員が実施するグループ学習のテーマ・概要、グループ編成・配属方法などについては、初回のオリエンテーションにおいて説明する。
カリキュラムにおけるこの授業の位置付け
「電子情報工学実験I,II」「電子情報セミナーI」に続く内容で、グループ単位で与えられた問題に対する調査、解決、プレゼンテーションを行うことで、医学部における臨床実習のように各講座の教育目標を積極的に体得することを目的とする。
授業項目 (授業計画)
- オリエンテーション(講義内容説明、テーマ紹介、グループ編成)
- round 1(10月中旬-11月上旬):1巡目のグループ学習
- round 2(11月中旬-12月中旬):2巡目のグループ学習
- round 3(12月下旬- 1月下旬):3巡目のグループ学習
授業の進め方
各roundの初日に指導教育職員から実施テーマとその概要の説明があり、それを受けてグループ構成員は、役割分担、問題調査、実験・演習・作業、資料作成を行い、各roundの最終日に成果報告のプレゼンテーションを行う。各グループは、最低週に一度グループ学習の進捗状況を担当教官に報告するものとする。なお、中間報告や成果報告の日程などは各指導教育職員の指示を仰ぐこと。
授業の達成目標 (学習・教育目標との関連)
この講義は、電子情報工学科の目標(E)に掲げられている「制約条件の下に計画を立てて継続的に学習し、結果をまとめあげる能力を養う」ために、提示される実施テーマの解決方法について調査させるとともに解決にむけて主体的に行動させ、目標(F)の「論理的な記述力、口頭発表力、対話力などのコミュニケーション能力をつける」ために、中間報告やプレゼンテーションを通して実施テーマの内容を理解させることを目指す。具体的には以下の達成目標を掲げる。
- (1) テーマの解釈、一ヶ月間にわたる実施計画を適切に行う。
- (2) 解決のための調査力、既習技術の適用力を身につける。
- (3) 継続的に実施し、教員への報告を行う。
- (4) グループにおける役割を意識して、連携をとって活動する。
- (5) 報告・発表資料において図表を用いた表現力を身につける。
- (6) 成果報告・質疑応答を適切に行う。
- (2) 解決のための調査力、既習技術の適用力を身につける。
成績評価の基準および評価方法
中間報告や成果報告を通して達成目標の各項目を15%の比重で評価する。また、3回のグループ学習全てを受講することを義務づけ、その総評で10%を評価する。
キーワード
グループ学習、PBL(Project Based Learning)、プレゼンテーション