電子情報セミナー I (石橋 邦俊)
科目名: 電子情報セミナー I (01)
担当教員: 石橋 邦俊 (大学院情報工学研究院人間科学系) ishibashi@lai.kyutech.ac.jp
対象分野科目 選択必修科目 1単位
3年 前期 木曜2限目
授業の概要
この授業では、日本語の読解力・表現力・口頭発表能力の基礎を養うことを主眼としている。卒論及び卒論発表のための準備の第一段階である。全15回を3クール5回ずつに分け、それぞれ読解力・表現力・口頭発表能力の訓練のための授業をリレー形式で行う。
カリキュラムにおけるこの授業の位置付け
受講に当たっては、他の科目の履修を前提としていない。この授業は、電子情報工学科の対象分野の選択必修科目である。
授業項目 (授業計画)
読解練習
・段落について
・文章の構造について
要約練習
・新聞記事の要約
・社説の要約
・雑誌記事(科学雑誌)の要約
・雑誌論文(一般誌)の要約
口頭発表練習
・発表資料の効果的な作成法
・発表に当たっての約束事と注意事項
授業の進め方
受講生を3グループに分け、それぞれのグループに読解力・表現力・口頭発表能力 養成のための授業を順次受講させる。
読解力養成のための授業(石橋担当)では、ある程度まとまった分量の文章を、段落を単位とした論理の展開を把握しながら読み、その構造をもとに、正確な読解へ到る
練習を行う。
表現力養成のための授業(中川担当)では、毎回、新聞記事や雑誌記事等の文章を与え、それを一段落に要約させる。これによって、与えた文章から正しい日本語の表現を学ばせるとともに、全体の内容を把握した上で的確な内容の表現に置き換える訓練を積ませる。
口頭発表能力養成のための授業(木内・永松担当)では、簡単な例について発表資料を作成させ、実際に発表の練習をさせる。これによって、口頭発表の基本的な技術と約束事に習熟させる。
授業の達成目標 (学習・教育目標との関連)
この授業は、「論理的な記述力、口頭発表力、議論などのコミュニケーション能力をつける」という電子情報工学科の学習・教育目標を達成するための授業の一つである。この授業では特に、読解力・表現力・口頭発表能力の基礎を養うことを主眼とする。
具体的には、以下の項目を目標とする。
- (1) 複数の種類の文章を、個々の文章自体の論理という視点から理解することができるようにする。
- (2) 文章の内容を統一的に理解し、それを的確な表現でまとめることができるようにする。
- (3) 口頭発表のための基本的な技術と約束事を身に付ける。
- (2) 文章の内容を統一的に理解し、それを的確な表現でまとめることができるようにする。
成績評価の基準および評価方法
上に掲げる具体的な達成目標の成績評価における割合は、(1)の読解力については30%、(2)の表現力については40%、(3)の口頭発表能力については30%とする。いずれも、授業中に与える課題によって評価する。
キーワード
読解力、表現力、コミュニケーション能力
教科書
授業の際に資料を配布する。