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キャリア形成概論 (熊丸 耕介)


科目名: キャリア形成概論 (01) Topics in Career Forming
担当教員: 熊丸 耕介 (情報工学部事務) kumamaru@jimu.kyutech.ac.jp
対象分野科目 選択科目 2単位
2年 後期 集中講義等

授業の概要

本講義では、電気・情報・通信関連産業から各種製造業に亘る広範な工業分野における最新の技術開発動向や将来展望について学ぶことにより。学部卒業あるいは大学院終了後に自分の適性に合った就職先を選択するための参考となるような動機付け教育を行う。講義担当講師には各業界で技術者として活躍中の方々15名にお願いし、それぞれの業界における技術発展の現状と将来展望の解説や経験談を通して、エンジニアに要求される資質とその養成について幅広い視点からアドバイスを与えていただく。

カリキュラムにおけるこの授業の位置付け

この授業は、2年次(あるいは3年次)の学生を対象とする科目であり、比較的低学年次のうちから自分の適正に合った卒業・修了後の進路を見据え、モチベーションを以って今後の学部教育課程を履修するためのキャリア形成・開発支援教育科目である。

授業項目 (授業計画)

(1) 電機業界の現状と今後の課題(徳丸雅夫:(株)日立製作所)

(2)  ベンチャー企業家の条件(正田正樹:(株)ハウインターナショナル)

(3) 情報処理産業の現状(小宮勝:(株)富士通九州システムエンジニアリング)

(4) 電気メーカ/ロボットメーカと知的財産(石橋一郎:(株)安川電機)

(5) 所内ベンチャーと電気事業について(大熊康彦:九州電力(株))

(6) 化学プラントにおけるデータ活用と制御(竹田浩伸:三菱化学(株))

(7) 電子デバイス分野を中心とした印刷業界の取組(吉塚尚司:凸版印刷(株))

(8) 通信業界動向と企業が求める人材について(横光康志:パナソニック・コミュニケーションズ(株))

(9) IT業界の構造と将来展望(井口健司:(株)ジャステック)

(10) 自動車業界のもの造りにおける技術動向と今後の課題について(大藤善弘:日産自動車(株))

(11) 住宅機器業界と水周り設備事業(野口隆:TOTOエンジニアリング(株))

(12) エネルギー(発電)プラントの技術動向及び企業が求めるエンジニア像(伊高英彦:三菱重工(株))

(13) 鉄鋼業の技術発展と求められる人材(佐藤直樹:新日本製鐵(株))

(14) 地方行政及び地下鉄建設とその運営(永吉 英:福岡市役所)

(15) 人を大切にするモノづくりとその進化(雨澤政材:トヨタ自動車(株))

授業の進め方

本講義は15名の講師が上記の講義項目についてそれぞれ1コマずつ担当するオムニバス形式による授業である。PowerPointや配布資料を用いて講義を行い、最後に質疑応答の時間を設け、それぞれの講義内容に関連したレポート課題を与える。

授業の達成目標 (学習・教育目標との関連)

この科目は、情報工学部キャリアセンターにおけるキャリア形成支援事業の一環として開講するもので、学生に「各業界における技術開発の現状と将来展望」を紹介し、「各分野の技術者に必要な資質とその涵養」について理解させることを目的とする。

成績評価の基準および評価方法

授業を担当する講師の方々により与えられた検討課題について、講義の2週間後にレポートを提出させ担当講師がレポート内容を評価し、各レポートの評価点を総合(平均加算)して科目の成績評価を行う。

キーワード

各種業界(電気・情報、鉄鋼、自動車、重工、電力、印刷、化学、窯業、ベンチャー、官公庁)の技術動向と将来展望、エンジニアの資質、エンジニアの経験談、キャリア形成・開発

教科書

参考書

必要に応じて、講師より講義に際して紹介

備考