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プログラミング (梶原 誠司)


科目名: プログラミング (03) Computer Programming
担当教員: 梶原 誠司 (大学院情報工学研究院電子情報工学研究系) kajihara@cse.kyutech.ac.jp
情報科目 必修科目 2単位
1年 前期 木曜4限目 木曜5限目 端末講義室

授業の概要

初めてコンピュータに接する学生が、コンピュータはどう使うのか、現実の世界の問題をコンピューターでどう解くのか、そのためにプログラミング言語にはどのような機能があるのかを理解できるようにする。学生1人に1台の計算機端末を用い、C言語によるプログラミングの演習主体の授業を行う。

カリキュラムにおけるこの授業の位置付け

この授業に引き続くデータ構造とアルゴリズム(1年後期)及びプログラミング設計(2年前期)の準備となるコンピュータの基本的な利用法とC言語によるプログラミングの基礎を教育する。C言語の特徴であるポインタや構造体については、データ構造とアルゴリズム(1年後期)で教育する。

授業項目 (授業計画)

(1) 情報科学センターのコンピューターの利用法

  • ログイン/ログアウト
  • エディタ、ファイル・システム
  • Latexによる文書作成
  • 電子メイル
  • 良きユーザーであるための条件
(2) Cプログラミング入門

  • 入門、データ型と宣言
  • 演算子、文、簡単な入出力
  • 制御文
  • 配列
  • 関数、記憶クラス
  • プリプロセッサ
  • ビット演算

授業の進め方

2コマの授業時間の各コマ前半に講義を行い、後半には講義内容に関連する課題についてプログラム作成の演習を行う。6週目前後で中間テストを実施する。

授業の達成目標 (学習・教育目標との関連)

電子情報工学科が掲げる学習教育目標の中の目標B「自然科学に対する理解を深め、情報科学、数学、物理学等の基礎学力を育成する。」の(B-1-1)「計算機ソフトウェアを構成するための基本アルゴリズム、データ構造を理解し、プログラミングに用いることができる。」を達成するため、基本的な計算機の利用法習得やプログラミング能力育成を目標とする。具体的には次の事項を達成目標とする。

(1) UNIX OS で動作する計算機におけるファイル作成・操作法を理解し,それらを使えるようにする。

(2) プログラミングに用いるデータ型,演算子,簡単な入出力に関して基礎的な知識を修得する。

(3) プログラミング技術としての制御文,配列,関数の概念を理解し,それらをプログラミングによる問題解決手法として使えるようにする。

成績評価の基準および評価方法

レポート(10%)、中間試験(40%)、期末試験(50%)の合計を100点満点に換算し、達成目標の達成度を評価する。

キーワード

UNIX, C言語, インターネット

教科書

九州工業大学情報科学センター偏:ワークステーションでの暮らし方(朝倉書店)

皆本晃弥著:やさしく学べるC言語入門ー基礎から数値計算入門まで(サイエンス社)

参考書

  • B.W.カーニハン、D.M.リッチー著、石田晴久(訳): プログラミング言語C第2版 (共立出版)
  • 越智裕之著: UNIX入門演習(コロナ社)

備考